大西会計事務所

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今週の考える言葉「成功」

考える言葉

成功

   先週末のIG全体会議(9.30~10.1日)は、ちょうど、第3四半期末のタイミングであった。そこで、今期の各部署・個人の進捗状況について、少し時間を長くとって発表を各人一人ひとりにしてもらった。
 
   そのとき、「“成功”の反対は失敗ではなく、実行しないことである」という言葉を紹介したら、誰もが頷いていた。「自ら目標を設定して、やると決めたはずなのに・・・」と、頭の中に疑問がよぎったに違いない。
 
   「計画通りに実行し、やり続けていれば、もっと成果は出ていたはずだ」と感じたのだと思う。つまり、自ら掲げた目標を達成するためにやるべきことは明確であったはずなのに、「なぜ、やろうとしなかったのか・・・?」。実は、この「なぜ?」の究明をしなければ、“成功”を手にすることは難しいであろう。
 
   “成功”を手にするための唯一の手段は、実行すること。
 
   成果が出るまでやり続けるしかない・・・。だとすれば、行動の原点にあるモチベーション(動機づけ)を高めることが“成功”の大きな要因となるような気がする。
 
   確かに、理想的な人生を歩んでいる人をみると、セルフ・モチベーションがしっかりとしている。生き方にブレがない、つまり、価値観がしっかりしており、人生の目的や目標がはっきりしているのである。そこで、“成功”している人の思考や行動の特徴をイメージし、“成功”の要因なるものを整理整頓してみたい。
 
   ① 人生のあるべき姿が明確である。(使命、目的、目標)
   ② 情熱を注いで、生きている。(好きなこと、情熱)
   ③ 熱意や信念を持ち続けている。(同志を惹きつける魅力)
   ④ 優先順位がはっきりしている。(資源や時間の使い方)
   ⑤ フィードバック機能が働いている。(検証力、PDSサイクル)
   ⑥ 一点集中主義が徹底している。(フォーカス、一点集中)
   ⑦ 諦めずに、やり抜く(諦めない、持続力)
 
   小生は、以前に「経営人間学講座」(竹内日祥上人)で学んだ「一念三千論」の考え方が価値観のベースとなり、自らの意思決定の軸足を確立させてもらったような気がする。
 
   世の中には、“成功”に関する様々な本が出版されているので参考にしつつ、自分なりの「勝ちパターン」を確立しておくと、セルフ・モチベーションが磨かれ、「やる気」も持続すること間違いないと思う。
 

今週の考える言葉「タイムマネジメント」

考える言葉

タイムマネジメント

   IG会計グループ(12月決算)では、今年も第3四半期が終わろうとしている。
 
   朝礼時に、「目標達成が、順調にいっている人?」と尋ねたら、誰一人として、手が上がらない。そこで「じゃ、どうすれば目標達成できるか、真剣に考えている人?」と尋ねたら、半数弱の手が挙がる・・・。
 
   掲げた目標がそう簡単に達成できるとは思っていない。なぜなら、自己成長を前提としたチャレンジ目標を掲げているからだ。つまり、自分の掲げた目標にチャレンジし続けるプロセスにおいて、一つひとつ壁を乗り越えて自己成長する。その成長した暁の自分において、達成可能な目標であるからだ。
 
   「成功の反対は失敗ではなく、実行しないことである」という言葉があるが、蓋し名言である。
 
   自己管理を前提とした「目標管理」は、「仮説~実践~検証」という経営サイクルを繰り返し行うことによって、進化する。どんなに優れた仮説を立てても、実践が伴わなければ、無意味である。なぜなら、実践があってはじめて結果の検証へとつながり、新たな仮説へとつながっていくからだ。
 
   その実践(=実行)のプロセスで、最も重要な課題の一つが“タイムマネジメント”であろう。一年365日一日24時間という、最も制約された経営資源をいかに有効に活用するか・・・。つまり、“タイムマネジメント”とは、「時間管理」とも訳されるが、やるべき目標を達成するために仕事を効率的に進め、時間を有効活用するためのビジネス・スキルである。
 
    “タイムマネジメント”において、なすべきことは大きく3つある。
 
   ① 第一は、目標達成のためになすべきことをすべて洗い出す。(行動管理)
まず、現状において抱えている仕事を書き出す。それから、目標達成のために何をなすべきかを書き出す。
 
   ② 次に、なすべきことを一通り書き出したら、優先順位をつける。(優先順位付け)
優先順位は、「緊急度と重要度のマトリックス」を活用するのがいいだろう。そして優先順位を決めたら、有効な時間配分を行う。
 
   ③ そして、結果とプロセスの検証を行う。(フィードバック)
の検証とフィードバック機能が働いてこそ、タイムマネジメントのスキルは最も生かされる。失敗が失敗のままに終わらないのは、この機能が働くからである。
  
   それから、他人の時間の有効活用も“タイムマネジメント”の重要な課題となる。人を育てる経営者は、「任せ上手」というのが定評である。
 

今週の考える言葉「信念」

考える言葉

信念

   今回のテーマは、“信念”についてである。“考える言葉”シリーズにおいても、過去に何度ともなく取り上げ、思考したテーマである。
 
   辞書を引くと、“信念”とは「あることを強く信じて、何事にも動じることがない心」(類語大辞典)とある。様々な意思決定の拠りどころとしての正しい“信念”をどう培うか、経営者にとって永遠の課題であろう。
 
   今回、改めてこのテーマを選んだのは、ニーチェが“信念”について次のように語っているのに、気付いたからだ。
 
   「“信念”がある人というのはなんとなく偉いように思われているが、その人は、自分のかつての意見をずっと持っているだけであり、その時点から精神が止まってしまっている人なのだ。つまり、精神の怠惰が“信念”をつくっているというわけだ」(超訳「ニーチェの言葉」)。
 
   つまり、自分の意見や主張に凝り固まり、いつまでも拘っていると“信念”というものに変化してしまうのだという。ニーチェは、それを「怠惰から生まれる“信念”」だと喝破している。さすが、ニーチェである。新陳代謝をくり返してこそ、新たな成長もあるのだということであろう。
 
   また、同じような意味合いからであろう、自分を画一化してしまうような「自分の哲学を持つな」と語っている。真摯に受け止めたいと思う。
 
   さて、ニーチェが喝破した「“信念”の罠」を十分に心に留めつつ、改めて経営者にとっての“信念”の価値について考えてみたい。
 
   小生が大事だと考えている“信念”とは、一念三千論でいう価値ある目的から生じる“信念”である。
 
   その信念の力とは現実を動かす変革力にある。つまり惰性的な日常的行動を是正し、目的実現への持続的で、ゆるぎない行動を呼び起こすところにある。しかも、この“信念”には周囲を巻き込んだ行動を引き起こすという。まさに、経営者にとって求められるリーダーシップのための“信念”だといえよう。
 
   IG会計グループが創業当初、35年前から掲げている「IG理念」は、小生の“信念”の源泉である。あらゆる判断の拠りどころとなっており、ゆるぎない行動の源泉である。
 
   経営理念は、時代の変化と共に、変えるべきなのか否かという議論がある。本来、普遍性の高いものであるから、変えるべきではないという意見が多い。
 
   ニーチェ曰く、「怠惰から生まれる信念」に陥りはしないか・・・。
 
   小生は、表現は変わらなくとも、成長と共に解釈の次元も変わり、新陳代謝できるのではないだろうか。
 

今週の考える言葉「第20回NN大会」

考える言葉

第20回NN大会

   先週末(12~13日)、今年もホテル椿山荘東京で『NN構想の会・第20回全国大会』を開催することができた。
 
   今年は、第20回目となる節目の大会でもあったが、過去最高で470名ほどの職業会計人及び関係者のみなさんが全国各地から駆けつけてくれた。壇上から開会の挨拶をさせて頂くときは、満席となった会場を見て、感謝の気持ちがいっぱいで、身が引き締まる思いであった。(毎回そうであるが・・・)
 
   2000年(平成12年)に、「新しい時代のパラダイムに貢献できる“日本の礎”を構築するために、会計業界のフロンティア集団を目指す」を合言葉(理念)にスタートする。
 
   亀の歩みではあるが、世の中の進化に貢献する「社会的インフラ」としての自覚を高めながら、一歩一歩確実に目的に向かっているように実感している。
 
   全国各地から参加してくれる多くの会計人の熱意、17の支持団体の無私の協力、そして協賛企業の方々の励ましの言葉など、当大会が醸し出す全体の雰囲気からそう感じるのである。
 
   さて、今大会のテーマは『限りなき創造・変化への挑戦~楽しく、豊かで、エキサイティングな一年にしよう』である。
 
   節目と共に、これからの5年ないし10年後、その先の時代環境の変化を見据えたとき、私たちの未来に対する担うべき役割の重さを自覚し、その巡り合わせを真摯に受け止めたとき、楽しく、豊かで、エキサイティングな日々を過ごそうと決意・・・・・。
 
   大会第1日目、「基調講演」は渋澤健氏(実業家で、渋沢栄一の子孫)による『渋沢栄一の「論語と算盤」で未来を拓く』であった。
 
   さすがである。「と」の力(分離から統合へ)など、「論語と算盤」(小生の座右の書)を新しい視点で読み直す機会を頂戴し、非常に得した気分になった。「論語読みの論語知らず」にならないように、学んだことを正しく実践したいと思う。
 
   続いて、「パネルディスカッション」の第一部と第二部。支持団体の代表自らが登壇し、それぞれの立場から会計業界の未来をどう予見し、創造していくべきかについて忌憚のない意見を語って頂いた。そのあとに続く「情報交流パーティー」会場でも、その内容について盛り上がっていたようだ・・・。
 
   第二日目の支持団体主催の「分科会(A~G)」も7会場に分かれて行われたが、選択に苦労するくらいにどれも充実した内容であった。「主催する側と参加する側」の思いが一致しつつ、「と」の力で、シナジー効果が生じてきているのであろう。
 
   来年以降も原点を忘れることなく、もっといい企画を目指したいと思う。(感謝!)
 

今週の考える言葉「双曲割引」

考える言葉

双曲割引

   “双曲割引”とは、行動経済学の用語で、「遠い将来なら待てるが、近い将来ならば待てない」という。
 
   アメリカのジョージ・エインズリー教授(テンプル大)が唱えた理論だそうで、今までの経済学理論では説明できない非合理的な行動を説明する概念として注目されているそうだ。
 
   人間の意識は、「今すぐできること」の価値を非常に過大評価する傾向があり、「ちょっと待つ」ことでより大きな利益を得る行動が、とても苦手だという。つまり、今すぐにできることを優先してしまう”双曲割引”の心理が働くのだという。
 
   例としてよく挙げられるのが、ダイエットとケーキの話・・・。
 
   さて、「ダイエットの成功」と「ケーキを食べる満足」のどちらが大事だろうか?恐らく、「ダイエットの成功」と答えるに違いない。しかし、その答えには”双曲割引”の心理が無視されている。
 
   つまり、「ダイエットの成功」には長い時間が必要となる。一方、「ケーキを食べる満足」は今すぐに得ることができる。今すぐケーキを食べられる効用には割引はないが、
 
   ダイエットは成功するまでの時間分割引されてしまう。そこで誘惑に負けて、目の前のケーキに手を出してしまうことになる・・・。”双曲割引”の罠である。
 
   経営や仕事においても”双曲割引の心理が常に働いている。未来会計のお手伝いをしていると気づかされるのだが、その組織にとって非常に価値あるヴィジョン(長期目標)を掲げてあるにもかかわらず、目先の業務を優先し、形骸化してしまう。
 
   やはり、必要なことは”双曲割引”対策である。どうすれば、その罠から抜け出せるのであろうか?次の2点を参考にしてみよう。
 
   ① 戦略的思考を鍛えること。(つまり、思考の三原則(長い目、多面的、根幹的)を意識し、大局的な視点をもつ)
 
   ② もう一つは、成功体験を積み上げること。(つまり、今を我慢すればもっと大きな成果が得られるという体験を重ね、習慣化すること)
 
   これらの思考と行動の習慣化に最も有効なのが「IG式目標管理システム」であると考える。その仕組みをつくり、運用のお手伝いをするサービスが、未来会計(=MAS監査)である。そして、その第一歩を踏み出すために用意されているのが、「将軍の日」(=中期五ヵ年計画策定教室)である。
 
   余談だが、➀ 男性、➁ 年寄り、➂ 余裕がない人は”双曲割引”が強いそうだ。
 
   “双曲割引”の存在を常に意識し、目先の欲に駆られ、未来を失う愚をなくそう。
 

今週の考える言葉「自己責任」

考える言葉

自己責任

   IG会計グループの経営システムの根幹をなすものに、「IG式目標管理システム」がある。そして、このシステム導入の主たる目的は主体的な人材の育成にある。
 
   ここでいう主体的な人材とは、コヴィー博士の『七つの習慣』の第1の習慣にもあるように、率先力を発揮するだけではなく、人間として自分の人生に対して”自己責任”の原則で物事を考えることができる人のことをいう。
 
   職業柄、多くの中小企業のトップ経営者の人たちと出逢い、お付き合いを頂いているが、立場上、否応なく自立しなければならず、成功も失敗もすべて自分の責任となる。つまり、彼らは”自己責任”を自覚せざるを得ないのである。
 
   さて、問題は組織(=集団)の中に身を置く社員一人ひとりの自覚である。多くの人たちは、上司や周囲からの影響を受けて、受動的に反応してしまう・・・。トップ経営者のように、組織の中で起こるすべての問題を”自己責任”の原則で捉える習慣はどうすれば身につくのだろうか。
 
   実は、社員一人ひとりが”自己責任”で物事を考える習慣を培うことができるような職場環境をつくろうと思い、導入したのが「IG式目標管理システム」である。
 
   基本的な考えは、「任された仕事に対する成果目標を自分の意思で掲げ、その達成のために自己管理を徹底して行う」ということである。この考えをベースにして、「仮説~実践~検証」という経営サイクルが持続していけるような仕組みをつくり、組織としての運営体制をつくっている。
 
   コヴィー博士も述べているが、「人間は刺激と反応の間に選択の自由」を持っている。この選択の自由の中にこそ、人間の本質である「四つの独特な性質(自覚・想像力・良心・自由意思)がある」という。
 
   組織(集団)で働く社員一人ひとりが”自己責任”の習慣を培うために必要な要因の一つは、「選択の自由」を与えることではないかと考える。つまり、外部からの刺激に能動的に働きかけることができる自由である。
 
   もう一つ挙げるとすれば、「参画型経営」のスタイルであろう。IG会計グループでは創業間もない頃から、小さいながらも事業部制構想を掲げて組織化を図り、17年前から事業部を分社化し、それぞれに社長をやってもらっている。
 
   これも、経営支援という社長のお手伝いをさせてもらう以上は、社長の気持ちがわからないと無理・・・。そのためには自ら社長を体験することが一番という発想だ。
 
   曲がりなりにも、IG会計グループに”自己責任”を育む組織風土があるとするならば、「選択の自由」と「参画型経営」を尊重しようという「経営の意思」の現れであろう。
 

今週の考える言葉「経営の意思」

考える言葉

経営の意思

   先週末(22~23日)、クロスウェーブ船橋で『未来会計実践塾・定例会(第11回)』(Ja-BIG主催)を終えたばかりである。
 
   その日の懇親会での雑談であるが・・・。『将軍の日(中期5 ヵ年計画立案教室)』に参加してもらいたい社長がいて、勧誘をするのだが、なかなか「ウン」と言ってくれないそうだ。
 
   その理由を聞くと、日常業務に追われ、時間がとれないらしい。叩き上げで、オールマイティな中小企業の社長によくある話である。そんな社長を説得して、『将軍の日』に参加してもらうにはどうしたらいいのか・・・。悩ましい話である。
 
   その会社の現状分析をきちんとしてあげて、問題意識をもってもらえるように指導しようと思っているという。そうすれば、その社長に危機感が生まれ、参加する気になるのではないかという。
 
   それも非常に大事なことだが、それだけではすぐに参加に至らないだろうと思い、次のような助言をした。
 
   「その社長に、“経営の意思”があるのかどうかを一度ちゃんと尋ねたほうがいいよ」と・・・。
 
   何故かと言うと、中小企業の社長には叩き上げの人が多く、現場に行って従業員の人たちと一緒に汗を流し、人一倍働き、面倒見もよく、部下を指導する・・・。これも勿論、社長の仕事ではあるが、それは日常業務的な部分に過ぎない。
 
   では、“経営の意思”でいうところの経営とは何を言うのだろうか?
 
   「経営とは組織のあるべき姿(目的や目標)を描き、人材をはじめとする持てる経営資源をその実現のために条件付けしていくこと」と定義したい。
 
   『将軍の日』は、次の3 つの視点から自社の未来を考える一日である。
 ① 自社分析(現状を正しく知る)
 ② 経営理念(目的・信念を持つ)
 ③ 数値計画(前向きな数値を持つ)
 
   まさに、“経営の意思”を持って、自らが率いる会社の成長を自らの手で統制しようという決意をする一日である。“経営の意思”を持っていないと一日がムダになってしまう可能性がある。
 
   しかし、多くの参加者の感想を聞くと、場の雰囲気から刺激を受けて、社長としての自覚が足りなかったことに気づき、自己革新できたという。
 
   つまり、“経営の意思”を持った社長に生まれ変われたと・・・。
 

今週の考える言葉「体験」

考える言葉

体験

   「経験と“体験”と何がどう違うのだろう?」って、少し気になって『類語大辞典』(講談社)を調べてみた。
 
   経験とは、「実際に見たり聞いたり試みたりして知ること」。一方、“体験”とは、「自分自身で実地に経験すること」とあった。つまり、経験は一般的、客観的であるが、“体験”は個別的、主観的といった感じであろう。
 
   経験上、概ねそのような使い分けをしていたのでホッとした。しかし、『類語大辞典』を改めて見ると、類語がなんと多いことか、その一つひとつをチャンと使い分けできているかというと疑わしい・・・・・。
 
   さて、本日のテーマである“体験”について考えてみたい。
 
   学校教育において“体験学習”ということが盛んにいわれているが、自身の“体験”の積み重ねが自らの人生における習慣や人格形成に及ぼしている影響を考えてみても、非常に大事なことだと思う。
 
   経験を通して、多くの知識や技術を身につけることも大切であるが、咄嗟の判断や対応は“体験”で身につけた感覚ではないだろうか。
 
   どんなことであろうと、多くの“体験”を持つということは貴重である。ここでいう“体験”とは、何か特別な、大きな“体験”というのではなく、日々の仕事を通して考え、行動している小さな、平凡な“体験”でもいい。
 
   大切なのは、その“体験”にどのような意識を持って向き合っているかどうかである。
 
   つまり、その一つひとつの“体験”を自分のことだと真摯に受け止めて、自分の血肉になることを意識して、かみしめて深く味わっているかどうかである。そのような日々の“体験”の積み重ねは、確実に自らの経験値を高め、生産性の向上にもつながる。
 
   IG会計グループが実践している『目標管理システム』は、一人ひとりの主体性を引き出すことを目的としているが、自らの“体験”を自覚的につくりだそうとするシステムだと考えてもよいだろう。
 
   あるべき姿と現状との差を明確にして、その差を埋めるための思考と行動(=戦略と戦術)を目標化して、日々の実践スケジュールに落とし込む。自ら“体験”したいことの具体的意思の表現でもある。
 
   組織として『目標管理システム』を活用することによって、「仮説~実践~検証」のプロセスを通して、メンバー各人の“体験”を共有化できる機会でもある。つまり、“疑似体験”というシナジー効果が期待される。
 

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