大西会計事務所

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今週の考える言葉「財務諸表」

考える言葉

財務諸表

   「まさか・・・」の時代である。
 
   「VUCA(ブーカ)」という言葉をよく目にするようになったが、「Volatility(変動性)」「Uncertainty(不確実性)」、「Complexity(複雑性)」、「Ambiguity(曖昧性)」という4つの単語の頭文字からとった略語であり、「先が全く読めない不安定、不透明な環境」を言い表しているという。
 
   そのような状況下において、経営者が先ず為すべきことは「自社の実態を明確に把握すること」であろう。
 
   そこで、企業の経営状況を、客観的に数値で把握するために必要なのが”財務諸表”である。”財務諸表”のうち、特に重要なのが「損益計算書(PL)」「貸借対照表(BS)」「キャッシュフロー計算書(CF)」で、これらを「財務三表」という。
 
   私たち職業会計人は、「決算書は情報の宝庫である」と呼んでいるが、数年分の”財務諸表”をお預かりして、財務分析させてもらうと、そこの会社の経営状況を概ね捉えることができる。なぜなら、プロとして、その勘どころたるや、承知しているからだ。
 
   企業の実態を把握するためには、”財務諸表”のどんな点から優先的にチェックして分析していくべきか、その心得がはっきりしているからだ。
 
   小生は、次の3つの優先順位を意識している。
 
① 安全性
まずは「貸借対照表」から「安全性」をチェックする。つまり、「当面は倒産する心配がないかどうか」である。「流動比率=流動資産÷流動負債」や「自己資本比率=純資産÷総資産」などを用いて、確認する。
 
② 収益性
それから「損益計算書」から「収益性」をチェックする。「十分な利益を稼ぎ出しているか」である。「売上高営業利益率」「自己資本利益率(ROE)」「総資産利益率(ROA)」などを用いて、確認する。
 
③ 将来性
そして、「キャッシュフロー計算書」を見て、「将来性」をチェックする。「将来性」を探るポイントは二つある。一つは「十分な営業キャッシュフローを稼いでいるか」、もう一つは「未来への投資を十分にしているか」を確認することだ。
 
   以上、3つの視点から経営状況を把握し、財務的なバランスのとれた経営を心掛けたいと思う。また、定量分析だけに偏らず、定性分析のチェックも怠らないように留意したいと思う。
 

今週の考える言葉「在宅勤務」

考える言葉

在宅勤務

   テレワーク(telework)とは、「tele=離れた場所とwork=働く」を合わせた造語で、職場から離れた場所で働く勤務形態をいう。その一つとして、”在宅勤務”が何かと話題になっている。
 
   “在宅勤務”という雇用のあり方は以前からあったが、コロナの影響で急に注目を浴び、かなり広がりつつある。そして、IT化の環境の中で”在宅勤務”が定着し、働き方の常識になるのではないという声さえある。そんな中、賛否両論の意見が飛び交っているようだ。
 
   賛成者は、次のようなメリットを指摘している。
 
   まずは、通勤時間がなくなること。これは最も大きなメリットで、その時間を有効活用できれば、仕事の効率化やモチベーションを高めることとなる。
 
邪魔がなく、業務へ集中でき、生産性が高まる。
 
育児や介護と両立しやすくなる。
 
勤務地に制限がなくなる。
 
仕事の時間を自由に決められる、人間関係の煩わしさがなくなるなど・・・。
 
   反対者は、次のようなデメリットを指摘している。
 
仕事とプライベートの切り替えができない
 
孤独を感じやすくコミュニケーションが難しい
 
正当な評価が受けにくい
 
自己管理ができない人は難しい
 
   ざっと、”在宅勤務”には、以上のようなメリット・デメリットが挙げられる。
 
   そこで”在宅勤務”のメリットを生かしつつ、生産性をあげるためには、次のような創意工夫が必要となる。
 
家の労働環境を整えておく
 
タスク管理ツールを用意しておく
 
細かく勤怠や進捗状況を報告する
 
スケジュールを決める
 
   小生は、テレワーク(telework)の賛成派である。但し、自己管理が徹底してできる人(主体性があり、かつモラリストであること)が前提である。
 
   将来、”在宅勤務”を普通に選択できような組織文化をつくるために、IG式目標管理を徹底して行い、相互に信頼し合えるような人間関係を構築していきたいと考えている。真のプロフェッショナル集団であるならば、当然のことだと思うのだが・・・。
 

【更新8/31】新型コロナウイルス感染症への中小企業対策事項

その他お知らせ


新型コロナウイルスの影響により、中小企業者への金融支援や助成金の案内等が出ております。
売上等で影響がでている方感染症対策を目的とした取り組みを行う方など、何か不安のある場合は是非事務所にご連絡ください。
 
別ページにてまとめております。
新たに更新した項目については赤字になっております。
Tel:073-474-2212
 
当事務所の対応についてはコチラのページをご確認ください。
 
また、新型コロナウイルスによる中小企業への対策が経済産業省でまとめられております。
経済産業省:新型コロナウイルス感染症関連
 

【融資関連まとめ】 新型コロナウイルス感染症について
(最終更新日:令和2年8月31日)


【融資関連】専用ページをご確認ください

 

◆ 新型コロナウイルス感染症特別利子補給事業(更新:令和2年8月31日)

◆ 無利子・無担保融資 日本政策金融公庫 (更新:令和2年6月22日)
◆ 民間金融機関における融資 (更新日:令和2年5月9日)
◆ 【和歌山市】緊急経済対策について (更新:令和2年5月7日)
◆ 【和歌山県】事業継続支援金 (更新:令和2年5月7日)
◆ 新型コロナウイルスに関する融資 商工中金 (更新:令和2年4月8日)
◆ 中小企業倒産防止共済制度に加入されている方 (更新:令和2年4月2日)
◆ 小規模企業共済に加入されているお客さま (更新:令和2年4月2日)
◆ 納税・社会保険料の納付猶予 (更新:令和2年4月2日)
◆ 和歌山県中小企業融資支援
◆ セーフティネット保証4号・5号
 

【助成金・給付金まとめ】新型コロナウイルス感染症について
(最終更新日:令和2年7月6日)


【助成金・給付金】専用ページをご確認ください

 
◆ 家賃支援給付金 (更新:令和2年7月6日)
◆ 持続化給付金【拡充】 (更新:令和2年6月22日)
◆ 小学校休業等対応助成金 (更新:令和2年6月22日)
◆ 雇用調整助成金【拡充】 (更新:令和2年6月22日)
◆ 【大阪府】休業要請外支援金 (更新:令和2年5月28日)
◆ 時間外労働等改善助成金
 

【和歌山県内支援】新型コロナウイルス感染症について
(最終更新日:令和2年8月31日)


【和歌山県内支援】専用ページをご確認ください


◆ 【和歌山市】和歌山市地域ささえ愛商品券利用可能店舗の募集
  (更新:令和2年8月31日)
◆ 【海南市】持続化給付金 (更新:令和2年8月31日)

◆ 【和歌山市】事業者家賃支援金 (更新:令和2年8月11日)
◆ 【和歌山県】家賃支援給付金(案) (更新:令和2年8月7日)
◆ 【上富田町】上富田町内事業者持続化支援金 (更新:令和2年8月1日)
◆ 国民健康保険料の減免 (更新:令和2年7月6日)
◆ 【和歌山市】テイクアウト・デリバリー支援 (更新:令和2年5月28日)
◆ 【終了】和歌山市中小企業サポート補助金(更新:令和2年5月21日)
◆ 【和歌山県】県内事業者事業継続推進事業費補助金(更新:令和2年5月21日)
◆ 【和歌山県】事業継続支援金 (更新:令和2年5月21日)
 

【その他】新型コロナウイルス感染症について
(最終更新日:令和2年7月6日)


【その他】専用ページをご確認ください

 
◆ 国民年金保険料の減免 (更新:令和2年7月6日)
◆ 納税猶予に関する「特例制度」(更新:令和2年5月9日)
◆ 印紙税の非課税措置について(更新:令和2年5月9日)
◆ 生年金基金の納付が困難な場合 (更新:令和2年4月9日)
◆ 固定資産税等の軽減について (更新:令和2年4月9日)
◆ 生命保険料のお支払い措置 (更新:令和2年3月23日)
 

今週の考える言葉「糖化」

考える言葉

糖化

   『”糖化”で体が焦げる!』(「週刊朝日」8・7号)という気になる記事が記載されていたので紹介したい。
 
   “糖化”とは、たんぱく質(アミノ酸)がブドウ糖(グルコース)と結びつく現象。「たんぱく質である卵や牛乳に、糖質である小麦や砂糖を混ぜて焼くと、こんがりとした焼き色になるが、あれが”糖化”という現象だ」そうだ。
 
   よく似た言葉に「酸化」があるが、これは物質が酸素と結合する現象であり、クギなどが茶色くさびるのがそうで、「体がさびる」と表現される。それ対し、「体が焦げる」と表現したのだと思う。
 
   さて、『”糖化”で体が焦げる』と、私たちの体に次のような問題が生じてくるので要注意である。
 
   一つは、免疫力の低下である。
 
   “糖化”によって、食後に血糖値が急激に上がる状態(血糖値スパイク)が生じ、これが繰り返されると、免疫細胞の活性が低下し、免疫力が下がってしまうという。コロナが猛威をふるっている今、免疫力の低下は避けたいものだ。
 
   もう一つは、細胞の劣化である。
 
   “糖化”の影響で起こる最たるものが、糖尿病の合併症である。糖尿病は万病の元といわれるように、動脈硬化や脳卒中、心筋梗塞、骨粗鬆症、白内障、認知症など全身に及ぶという。
 
   では、”糖化”はなぜ、様々な病気を引き起こすのであろうか?
 
   その原因は、”糖化”によって生じる「AGE(終末糖化産物)」という老化を促進させる物質のせいだという。これが、様々な細胞に悪さをして、活性酸素をしのぐほどの健康問題を引き起こしているのだという。
 
   「AGE」に悪さをさせないためには、その原因の元である”糖化”を予防するしかないのである。”糖化”を予防する生活習慣として、次の5点を挙げている。
 
① 朝食は必ずとる
 
② 食事は野菜から。よくかんで食べる。
 
③ お酒を控える(特に飲むと顔が赤くなる人)
 
④ 睡眠をしっかりとる
 
⑤ 軽い運動を続ける
 
   コロナ禍の外出控えで運動不足、ストレスから甘い菓子ばかりを食べてばかりいる・・・。そんな生活をしている人は要注意。予防に気をつけよう!
 

今週の考える言葉「潜勢力」

考える言葉

潜勢力

   コロナのおかげ(?)で、出張がなくなり、読書量がずいぶんと増えた・・・。せっかくの機会だから、ハウツー本ではなく、心を磨くのに役立つような本をできるだけ読もうと心掛けてみた。
 
   そこで書棚を探していると、目に付いたのが哲人・中村天風に関する数冊の本だった。”考える言葉”シリーズ(20‐27)で紹介した”雲烟過眼”もそうであったが、今回は”潜勢力”について考えてみたい。”潜勢力”とは、「潜在勢力」と同じ意味で、人の生命の奥深くに実在している力のことである。
 
天風曰く、
「人の心の奥には、”潜在勢力”という驚くべき絶大なる力が、常に人の一切を建設せんと、その潜在意識の待ち構えて居る」(『天風誦句集』)と。
 
   そして、人の心が無限大だというのは、その”潜勢力”が宇宙エネルギーに通じているからだという。
 
   ではなぜ、人の心に、このような偉大な力が与えられたかというと、天風は「人間は進化向上という尊い使命を果たすべくこの世にきたのだ」と言い切っている。この言葉も、生きる目的に大きな勇気を与えてくれる・・・。
 
   さらに、天風は、”潜勢力”がこの膨大なエネルギーを解放する鍵は次の二つであると、示唆している。
 
① 一つは、積極的な心構え(正しい心、勇気ある心、明るい心、朗らかな心)で思考し、行動すること。
 
② もう一つは、使命観(世の中の進化向上に貢献する)を持つこと。
 
   そして、積極的な心構えを培うのに大切なことは、日常的に使っている「言葉」だという。「言葉」は、直接的には自分の心の態度を、そして結果において自分の人生や生命に大きな影響を与えているという。
 
   そして、セルフモチベーションを引き出すベースとなるのが「使命観」である。世の中の進化向上に貢献するために、「何をなすべきか」をつねに自問自答しよう。
 
   誰だって”潜勢力”を顕在化できるはずなのに、多くの人は潜勢力を眠らせたままでいるという。もったいない話だ・・・。自助とは、”潜勢力”を発揮して、自己救済し、自己実現することをいう。自立とは、”潜勢力”を発揮して、価値高い人生を建設することをいう。
 
   “潜勢力”を引き出し、「自助自立」の生き方をしたいと考える。
 

今週の考える言葉「オープン」

考える言葉

オープン

   創業当初から大事にしていたことの一つに、”オープン”がある。つまり、所内における情報開示の徹底である。
 
   何故かというと、パートナーシップ制に基づいた組織づくりをしたいと考えていたからである。メンバーの一人ひとりが、自らの頭で考え、行動し、責任を持つ主体性のある人材こそが、これからの時代環境において必要とされると感じたからである。
 
   まだ、駆け出しの頃の話で、担当している某顧問先に行った時の事である。そこの社長がカリカリしながら、「専務はじめうちの連中には、全く持って危機感がない」と言葉を投げ捨てた。
 
   「どうしたんですか」と尋ねると、月末の資金繰りに追われ、朝から数社の銀行廻りをして、頭を下げて戻ってきたら、専務が自分の机に座ってユタっと煙草を吸っていたという・・・。
 
   そのあと、専務にそれとなく聞いたら、「先生、何かあったんですか?朝からバタバタ出かけたと思ったら、戻ってきたらいきなり不機嫌・・・」と怪訝そうな顔をした。
 
   その専務は、社長が月末の手形を落とす資金がなく、資金調達で悪戦苦闘しているということを全く知らなかったのである。つまり、会社の財務状況は、専務はじめ社員たちには全く”オープン”にされてなかったのである。
 
   そのことを社長に話すと、「会社の経営状況を”オープン”にすると、みんな辞めていくだろう」という反応だった・・・。「なるほど、そんな懸念があったのか」とショックだったこと、今でも覚えている。
 
   どうしようもない過去の結果だけを”オープン”にすると、ネガティブ思考に陥るしかない。じゃぁ、今何を考え、行動するかで、どうにでもなる未来を”オープン”にしたらいいではないか・・・。
 
   その唯一の手段・方法が、経営計画の策定である。夢と志、未来を”オープン”にし、皆で共有できるシナリオづくりこそが、経営計画をつくる真の目的である。「明日のための行動」を明確に描き、”オープン”にする。まさに、ポジティブ思考がどんどん湧いて出てきそうな気分である。
 
   経営において”オープン”にすることの最大の効果は、問題意識の共有であろう。そして、そこから生まれる相互の責任観念が連帯意識を高めることになり、組織としての大きな成果に繋がるのである。
 
   “オープン”思考で、最も気をつけるべきことは、相手のプライベートな心の中に土足で踏み込むような行為であろう。真の”オープン”思考を磨き上げたいと思う。
 

8月の税務カレンダー

税務カレンダー


お盆休みは8月13日(水)~16日(日)までとなっております。

今週の考える言葉「会計期間」

考える言葉

会計期間

   “会計期間”とは、決算書の作成対象となる期間をいう。その“会計期間”に対して、ドラッカーは次のような指摘をしている。
 
   「今日の税制は、産業社会に時間単位として365日を強制することによって、不景気の年には設備投資をできないようにしている。業績が年を超えられないようになっており、決算期ごとに事業は再スタートする形になっている」と・・・。さすが、鋭い指摘である。
 
   なるほど確かに、節税対策と称してムダな経費を計上したり、不要不急な設備投資を計上したり、また、資金対策と称して粉飾をしたりして、一年という“会計期間”に振り回されている嫌いがある。
 
   “会計期間”は制度である。企業は、あらゆるステークホルダー(利害関係者)に対して情報開示する責任があるので、“会計期間”を定めて決算を行ない、営業成績や財務内容を報告しなければならないのである。
 
   これに対して経営は、ゴーイングコンサーン(継続企業の概念)という考え方を前提として、利潤を上げて社会的な役割を果たすために行うのである。そのためには、“会計期間”という制度に捉われて、目先の業績だけに振り回されないように心掛ける必要がある。
 
   そこでお勧めなのが、IG会計グループが長年取り組んできている「未来会計」という考え方である。これは、「意思決定会計」とも称し、経営者の意思決定をサポートするための会計である。故に、制度としての“会計期間”に捉われることなく、存続・発展と社会的役割という観点から、利潤を長期的に考えることができる。
 
   制度としての“会計期間”では、一年という期間で成果を考え、計算する必要がある。だが、経営としての“会計期間”はもっと中長期的な観点から3~5年、さらに10年というスパンで考える必要があるだろう。
 
   IGグループの『将軍の日』では、経営者が思い描く「理念(想い)、ミッション(行動)、ビジョン(結果)」を一日しっかりと考えるための時間を用意しており、スタッフがその想いに寄り添って一緒に考えさせて頂くようにしている。
 
   「あるべき姿-現状」のギャップ(=課題)を捉え、目標設定する。そして、中期経営計画をつくって、単年度の行動計画へと落とし込む。「仮説~実践~検証」の目標管理は、各年度の“会計期間”に基づいて実施するが、未来からの逆算思考が根本の考え方としてある。
 
   制度としての“会計期間”に振り回されない戦略的な思考が求められる時代である。
 

今週の考える言葉「雲烟過眼」

考える言葉

雲烟過眼

   “雲烟過眼(うんえんかがん)”・・・。1~2年ほど前に買って、読んだ本であるが、「中村天風 折れないこころをつくる本」(池田光 解説)を再読していると、マーカーで印しをつけていた言葉だ。
 
   “雲烟過眼”とは、かすみや雲が目の前を過ぎ去り、去ればそれっきり思わないことをいう。つまり、物事に深く執着しない例えのことだそうだ。以前にマーカーで印しをつけておいたはずの言葉なのに、記憶から飛んでいた・・・。
 
   まさに、“雲烟過眼”の記憶力だ・・・(苦笑)。「急行列車の中で、窓に写るいろんな景色を、フーッ、フーッと雲烟過眼する気持ちが、とらわれない、執着解脱の心境なのである」(『運命を拓く』)と述べている。
 
   つまり、“雲烟過眼”の気持ちとは、とらわれのない、執着から解き放された心境だと説明している。
 
   コロナの影響もあり、一人でいる時間が多くなったので、自分自身の過去の出来事を振り返ってみたが、すべてが“雲烟過眼”とはいかず、執着心(雑念や妄念)に振り回されている自分も多々あるようだ・・・。
 
   天風曰く、“雲烟過眼”の心境であれば、心が強くなり、持てる力を発揮することができて、いい仕事ができるのだという。では、どうすればわれわれは、とらわれから脱することができるのであろうか・・・?「人生は心一つの置きどころ」(天風)、その心をどうコントロールすればいいのだろうか・・・。
 
   先ず、最も重要な視点は、「心を絶対的に積極化すること」だという。そのためには、次のような考え方が大切になる。
 
 ①  喜びの感情(楽しさ、朗らかさ、おもしろさ)で常に生きること
   ②強く、長く、広く、深く生きること
   ③尊く、強く、正しく、清くあれ
   ④理想を描き自分を磨く
   ⑤人の世のためになることをする
   ⑥日々新しいことをやる
   ⑦雑念・妄念を消すこと
 
   コロナ騒動の中でも、時間は確実に刻まれて過ぎていく・・・。過ぎ去った出来事にいつまでも怒ったり、悲しんだり、こだわったりして、自分の心の状態に振り回されている暇などない。“雲烟過眼”という言葉との再会に感謝である!
 

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