大西会計事務所

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今週の考える言葉「失敗」

考える言葉

失敗

   人生は戦いであり、つねに挑戦の連続である。そして、挑戦には結果として、必ず成功と“失敗”がある。
 
   前回の”考える言葉”シリーズ(18-01)では、成功をテーマに考えてみたが、今回は“失敗”について考えてみたい。なぜなら、成功と“失敗”は表裏一体の関係にあると思うからだ。
 
   「“失敗”は成功のもと」とい諺があるが、小生は“失敗”に関して、寛容なほうで、くよくよと悩まないタイプである。成長したいと願望が強く、新しいことに挑戦し続ける。当然のことながら、挑戦には“失敗”は付きものだ。“失敗”の経験を重ねる度に、打たれ強くなっている自分を感じている。
 
   “失敗”とは過程であって、到達点ではない。だから、大切なのはその“失敗”から何かを学ぼうとする姿勢である。つまり、“失敗”してもその原因を追究し、欠点や、やり方を反省して改善していくという、まさに「“失敗”は成功のもと」の発想が必要だ。
 
   今までの失敗を振り返ってみると、さまざまな原因が思い浮かんでくる。
 
   ① 明確な計画や目的を持たず、状況に流されていた。
   ② 自己修養に欠け、自制心が不足していた。
   ③ 最後までやり遂げる根気がなかった。
   ④ 「濡れ手に粟」みたいな自己都合でやっていた。
   ⑤ 計画性に欠け、準備不足であった。
   ⑥ 周囲に対する感謝の気持ちが不足していた。
   ⑦ チャンスを捉えるだけの展望と創造力に欠けていた。
   ⑧ 率先垂範するというリーダーシップが不足していた。
   ⑨ 物事を先延ばしていた。
   ⑩ 人の話を聞かず、自分のことばかり話していた。
   ⑪ 失敗の原因を環境や他人のせいにしていた。
   ⑫ 積極性に欠け、消極的な思考が習慣化されていた。
 
   職業柄、いろいろな経営者の方々とお会いする機会がある。“失敗”への対処に対して、多く二つのタイプに分けることができよう。
一つは、さらに大きな挑戦をする機会にする人、もう一つは、ヤル気をくじかれ、気弱になって努力をあきらめる人、である。
 
   どう反応するかは、本人次第である。「“失敗”として受け止めないかぎり、“失敗”はこの世に存在しない」という言葉を信じて、経営をしようと思う。
 

今週の考える言葉「成功」

考える言葉

成功

   “やすらぎ伊王島”(リゾート施設)に泊り込んで(1 月6~7日)、IG会計グループの「平成30 年度・行動計画発表会&新年会」を行なった。
 
   今年度は、『Next Innovation~次なる革新!』という中期ヴィジョン(H27~31)を掲げてから4 年目に入る。それを受けて、今年のIG基本方針は『時流を見極め、貢献戦略を鮮明にしよう』である。
 
   IGグループは、創業当初から目標管理を重要視してきたつもりであるが、この様な場をつくり、目標の共有化を意識してやり始めたのは平成元年からである。もう30 年になる。
 
   自らの目標を発表すると同時に仲間の目標を傾聴できる場とは、組織的エネルギーを享受できる非常に大切な機会だと考える。そして、その場において最も影響力を行使したいという心構えで参加している人間がリーダーであり、いずれリーダーになる資質を持った人間であるといえよう。
 
   大切なのは、やはり、事前準備である。「勝敗の行方は、戦う前に決している」(孫子)という言葉の通り、掲げた目標が達成できるかどうかは、この時点ですでに決まっているといっても過言ではない。つまり、“成功”するか失敗するかは、勝つための準備をどれだけ整えたかどうかによるのだ。
 
   では、“成功”する人の目標とは何か?
 
   ① まず、自分自身の目標になっているか。
   なぜ、この目標を掲げたのか、目標達成ができたら自分自身がどうか変わるのか、是が非でも達成したいという熱意と信念が生まれたか。(自己成長のイメージ化)
 
   ② 貢献目標になっているか。
   自らの目標は、他の人たちの目標達成に貢献できるような内容になっているか。(相互関連性によるシナジー効果)
 
   ③ 共感・共鳴されるような目標になっているか。
   全体と部分とのバランスが取れているか。つまり、組織の理念・目的に沿った全体的なイメージとその部分である自分の役割・使命とのバランスである。このバランスがあってはじめて、組織的エネルギーを享受できるのである。(組織の本質である関係性思考)
 
   “成功”とは、目標から生じる熱意と信念、そして揺るぎない行動によって約束されるものだと思う。そんな思考と行動の仲間が集うと、“成功”への組織的エネルギーは無限であると確信する。
 

今週の考える言葉「習慣」

考える言葉

習慣

   今年最後の“考える言葉”シリーズとなるが、“習慣”について考えてみたい。“習慣”について、次のような言葉がある。
 
   「最初は人間が“習慣”をつくるが、後には“習慣”が人間をつくるようになる」(ジョン・ドライデン)。ご存じだろうか・・・?思わず、頷いてしまうほど、説得力がある言葉である。
 
   「人間は“習慣”の動物である」(人間以外の生物には、“習慣”はないのかな?)といわれるように、考えてみると、一日の内の大半が無意識の行動(いや、意識においてもそうだが・・・)、すなわち“習慣”に流されて生きているような気がする。
 
   もちろん、“習慣”には悪いものと良いものがある。悪い“習慣”はすぐに身につくが、良い“習慣”は相当に意識しないと身につかないし、油断するとすぐに悪い“習慣”へと流されてしまう傾向がある。(なぜだろう?)
 
   “習慣”は、その人の思考の産物である。考え方、思考が“習慣”となり、そして人格をつくっていくという。つまり、その人の考え方、思考次第で、良くも悪くもなるのが“習慣”であるといえよう・・・。だったら、なぜコントロールできないのか?
 
   なぜ?ここに、問題の本質がある。それは、流される“習慣”を身につけてしまっているのではないか?ここでいう、「流される」とは自分の頭で考えようとしていない状況をいう。
 
   実は、まわりの状況に影響を受けてコントロールされてしまい、知らず知らずのうちに、まわりの環境に支配され、自分の頭を使うことをほとんどせずに、怠惰に、無関心でいるうちに、問題を先送りする。そして、流される“習慣”を身につけてしまっているのだろう。
 
   “習慣”とは、思考と行動の繰り返しで身につくものである。問題の一つは、自分の思考と行動になっていないところにある。つまり、他にコントロールされてしまっているのである。(思考省略という怠惰な“習慣”・・・)
 
   もう一つは、どんなに良い“習慣”でも陳腐化するという事実。環境は常に変化して止まないのである。つまり、現状打破の精神で、自ら思考し、行動をやり続ける覚悟が求められる。つねに、「主体的な自己革新の心構えを培うことができるかどうか」が問われる。
 
   そのためには、正しく思考する“習慣”を養うべきである。それは、目標管理の徹底であり、「仮説~実践~検証」という、正しい思考と行動のサイクルを確立し、やり続けることが唯一の手段であるといえる。これこそ、“習慣”にすべき人類の宝である。
 

今週の考える言葉「時流」

考える言葉

時流

   「流れに掉さす」という言葉がある。「機会をつかんで、“時流”に乗る」という意味である。
 
   ご存じだろうか?この言葉の意味についてアンケート調査をしたら、6 割がたの人が逆の意味(「時流に逆らう」)だと思っていたそうだ・・・。ついでに言うと、「役不足」とは「力量に比べて、役目が不相応に軽いこと」をいい、「力不足」ではない・・・。
 
   さて、話題をテーマに移そう。
 
   “時流”とは、「時代の流れ。風潮、傾向」といった意味であるが、時代を形成する価値観がその流れをつくっているといえよう。
 
   「生き残る種とは、最も強いものではない。最も知的なものでもない。それは変化に最もよく適応したものである」(ダーウィン)という言葉があるように、確かに“時流”を捉えたビジネス展開をしている企業の快進撃には目を見張るものがある。
 
   最近、新たな成長戦略を描けず、現状維持あるいは衰退していく企業が多いと聞く。
 
   さらに社会的問題としては、『大廃業時代の足音~中小「後継未定」127 万社!』(日経10 月6 日付)の記事が象徴するように、経営者の世代交代という事業承継の問題がある。
 
   世代交代を済ませて、第二創業を託された新経営者から受ける相談に、「新たな成長戦略をどう構築したらいいのだろうか?」というのがある。そのときに思考すべき大きな課題の一つは、まさに“時流”であろう。
 
   ① 先ずは、世の中あるいは業界の“時流”を見極めること。
 
   いつの時代にも、先駆的な役割を担う勢力がある。また、この世に逆境が生じたときにはそれに抵抗する勢力(イノベーター)が生まれ、新たな環境をつくっていき、時代は動いていく。その“時流”を、どう見極め、捉えるかである。
 
   ② 次に、“時流”に乗るための戦略を持つこと。
 
   ここでいう戦略とは、時流を見極め、それを活かすためのオリジナルな思考であり、それを実行に移すためのシナリオだと考えていい。
 
   以上の二点から、ビジネスチャンスを捉え、ビジネスモデル(儲かる仕組み)を再構築していくと、自ずと新たな成長性が浮き彫りになってくるはずだ。
 
   “時流”の根底には、社会問題の本質があるような気がする。例えば、少子高齢化人口減少が進む日本では、付加価値の高い仕事のスタイルを身につけていく必要がある・・・。
 
   そこが一つの“時流”になっていくのであろうと考える。
 

今週の考える言葉「努力」

考える言葉

努力

   「石の上にも三年」 小さい頃からよく耳にした格言である。
 
   忍耐強くやり続けること、”努力”の重要性を説いている言葉だ。最近、歳のせいだろうか・・・、その三年を一年で習得できる”努力”の仕方ってないだろうかと、真剣に考えることが多い。
 
   また、徳川家康の遺訓として知られている、次のような名言がある。「人の一生は重荷を負て遠き道をゆくが如し。いそぐべからず。・・・・」
 
   人間にとって、忍耐と”努力”は不可欠なもの・・・。家康がいうように、生まれて死ぬまで、人生は様々な”努力”の連続にほかならず、どんな状況においても”努力”から逃げたらおしまいだと思う。
 
   小さい頃から、”努力”は嫌いな方ではなかったような気がするが、真の意味で”努力”の価値を認識できたのは何時の頃からだろうか・・・?やはり、自分で事業を起こし、経営をし、トップリーダーとしての自覚が生まれて、すべての責任を自ら負う覚悟ができたときからだろうか。
 
   困難な状況や焦りが生じるような場面に遭遇したとき、「我慢強く、””努力”さえ怠らなければ何とかなる!」と自分に言い聞かせ、やり続けていると、解決の糸口が見えてきて、視界が広がる瞬間がある・・・。
 
   そんな経験を積むうちに、「”努力”は必ず報われる!」といった信念のようなものが培われてきたような気がする。そう、”努力”は必ず報われるものなのである。報われないすれば、それは真の”努力”ではない。
 
   これも経験からであるが、”努力”に見合う成果を得られないとすれば、次の点をチェックしてみよう。
 
   ① ”努力”の「方向性」を間違っていないか?
   ② ”努力”する「場所」を間違っていないか?
   ③ ”努力”の「量」が不足していないか?
 
   やはり、きちんと頭を使って”努力”はやるべきであろう。
 
   未来会計セミナーの講演をし、質疑応答の時間を設けると、必ず聞かれることに「成功の秘訣は何か?」というのがある。
 
   「正しい目標設定をしたら、あとは成果が出るまでやり続けること、”努力”し続けることである」と、いつも応える。
 
   “努力”は、成長のエネルギー源である。”努力”が必要とされるときは、自己実現の機会である。つまり、自らの使命に出逢い、それを全うする機会であると考える。
 

今週の考える言葉「強運」

考える言葉

強運

   「祝!J1初昇格V・ファーレン長崎」 
 
   クラブ創設以来鳴かず飛ばず、経営難が囁かれていたV・ファーレン長崎が、初のJ1昇格を決めたことで、地元長崎は盛り上がっている。
 
   「奇跡の大躍進」の背景に、新社長就任があることは疑う余地はないと思う。新社長とは、ご存知、ジャパネットたかた創業者である髙田明氏(69)である。「いったいどんなマジックをつかったのか?」とマスコミが騒いでいるが、 一言でいうと”強運”の持ち主なのだと思う。
 
   長崎にはもう一つ奇跡の大躍進をしている話題がある。創業以来ずっと赤字を続けていたハウステンボス(HTB)だ・・・。18年間、一度も黒字を出したことがなかった企業が、HISの創業者である澤田秀雄氏(66)が社長就任した途端一年で黒字化・・・、さらに躍進を続けている。
 
   澤田氏には、3年ほど前にお会いし、講演も聞いたことがある。また、氏自身の著書で『運をつかむ技術』という本が出ているように、運を大事にする生き方をしているし、氏自身極めて”強運”の持ち主だ。とに角、思考が前向きで、ポジティブ。また、一旦決めたことは、徹底してやり抜く行動力がある。
 
   話を髙田氏に戻そう。実は先月の半ばに、懇意にしている某社長の紹介で、髙田氏とはお会いしたばかりである。目的は、IGグループ来年度・新春セミナーの講師依頼のためである。(講演のテーマは、「夢持ち続け日々精進」)
 
   V・ファーレンの試合開始前の短い時間であったが、あの人懐こい笑顔を絶やさず、紹介者の顔を立てながらの応対には、人を引きつける魅力があり、初対面と思えないような親近感を持たせてくれる。「さすが!」の一言である。
 
   その後、試合場まで降りていき、選手らはじめ関係者と談笑していたのが目に入り、自ら現場へ足を運び、人任せにしない所が、他から信頼を得られ、運を引き寄せる力になっているのだろうと感じた。「他は是れ吾にあらず!(わしがやらねばだれがやる)」(「道元」松永泰道著)を思い出した。
 
   「人間は価値ある目的を持ったその時から、その人の人生のあらゆる出逢いが価値あるものになっていくのである」という言葉があるように、願望や志そして夢を持つことが”強運”を引き寄せる第一歩のような気がする。
 
   小生は、「① 明確な目的意識を持つこと、② 強烈な熱意と信念を培うこと、そして③ 揺るぎない行動を起こすこと」をモットーとして、関係性思考を深化させていくことが”強運”を引き寄せるのだと考えている。
 
   奇跡を起こすエネルギーは、あなたの心の中にある(潜在脳力)
 

今週の考える言葉「奉仕」

考える言葉

奉仕

   IG会計グループの次年度・基本方針は、『時流を見極め、“貢献戦略”を鮮明にしよう』に決定した。
 
   ここにいう時流とは、世の中のニーズであり、社会的課題である。そして、それらの本質を明確に捉え、どんな貢献ができるのか、しっかりと考えながら、行動する一年にしようという気構えである。
 
   最初は、「貢献戦略」ではなく、「成長戦略」という風に考えたのであるが、何かインパクトが弱く、しっくりしないので考えていたら、ふっと浮かんだのが“奉仕”という言葉である。
 
   「仕」も「事」も「つかえる」という意味があり、「仕えて、事えるのが仕事である」と教わったことがある。つまり、“奉仕”活動こそ仕事の本質だという意味である。その“奉仕”の精神を貢献という言葉に置き換えてみた。
 
   成長を“奉仕”、すなわち貢献に置き換えてみると、視野がグッと広がったような気がする。つまり、“奉仕”という精神には次のような特徴があると思う。
 
   一つに、問題意識の視界が広がること。
 
   全体(=社会)と部分(=個人)という関係性思考で問題をみる意識が生まれる。つまり、「今、社会が抱えている問題とは何だろうか?」「その問題に対して、私たちIG会計グループはどのよう関り、貢献できるのであろうか?」という問題意識である。
 
   人口減少、グローバル化、格差社会、世代交代等々の問題・・・、新聞を賑わす日常的な記事から、いろいろな“奉仕”のテーマが浮かび上がってきて、仕事が山ほど溢れてきそうな気がする。
 
   次に、責任感が強まり、達成意欲が湧くこと。
 
   人間は、自分との約束に対してはいい加減なところがあるが、他人に対してはそういう訳にはいかない。他己管理という言葉があるように、他人との約束に関しては「ちゃんとやらないと!」いう責任感が強まり、中途半端なことはしない・・・。
 
   “奉仕”・・・、人様のために尽くそうという気持ちがあって努力をする。結果として自分の成長にも大いに役立っているのである。「仕事が人を育てる」というのも、そんなことなのだろうと思う。
 
   最近、日経新聞が中小企業の事業承継問題を定期的に話題にしているが、問題意識をもって読んでいるうちに、創造的想像力が高まってきて、やるべきことがたくさん出てきて、嬉しい悲鳴である。
 
   “奉仕”の心は、経営に必要な創造的想像力を養う大事な土壌だと考える。
 

今週の考える言葉「決断力」

考える言葉

決断力

   「トップとナンバー2では、器が違う」 そういう言い方をする人がけっこういるが、確かにそういう場面に遭遇することが多い。
 
   その最たる違いは、”決断力”の大胆さとスピードではないだろうか。トップの決断には、周囲を圧倒する迫力があるような気がする。それは、はやり最高経営責任者としての自覚によって培われるものであろう。
 
   「人生における失敗の最大の原因は”決断力”の欠如にある」という言葉がある。だとすれば、”決断力”はトップ経営者の専売特許とは限らず、誰もが鍛え、身につけるべき能力だといえる。ましてや、変化のスピードがはやく、多様化した今日的な環境においては、なおさらである。
 
   そこで、トップの”決断力”を支えている要因を検討してみたい。
 
   一つは、決断は理念(人生観や経営観といった価値観)に基づいて行っていること。
 
   京セラの稲盛さんは、第二電電(現KDDI)設立を決断するとき、「動機善なりや、私心なかりしか」と、問い続けたという。
 
   さらに、「やると決めた以上は、必ずやる」という覚悟を持った決断であること。それが、決断後の実行のスピード感に現れているである。「やる!」と決めてから「できる条件」を整えているのである。
 
   そして、「一度下した決断は変えない」という不退転の覚悟を持っていること。途中でやめるから失敗であって、成果が出るまでやり続けることこそ成功の秘訣だという信念をもって決断しているのである。一見、頑固そうにみえるが、そんな人のほうが信頼して付き合えるのではないだろうか。
 
   “決断力”の反対語に「優柔不断」という言葉がある。関わりのある周囲の人を観察していると、意外と多いのに気づかされる。チャンスを逸する、失敗の最大の原因は「優柔不断」だと言われている。
 
   なぜ、決断できないのであろうか?当事者意識の欠如(傍観者)、不安回避のための無関心、卑屈な心や自信のなさ、虚栄心、時間がないという幻想、無目的な思考等々が、優柔不断の原因として挙げられる。
 
   決断力を養うにあたり考えておくべき課題がある。”決断”とは、「決めて断ち切ること」と書くが、決して二者択一的な選択ではない。つまり、二項対立的な判断ではなく、二項共存を模索する統合的な思考である。人生とは選択の連続である。正しい選択ができるかどうかで、その人の人生は決まる。
 
   統合の価値観を培い、”決断力”に磨きをかけたいと思う。
 
   決断は理念に基づいて行う
   決断のスピード
   経営者の仕事は決断を下すこと。
   決断とは決めて断ち切ること
 
   二者択一ではなく二項共存の決断
 

今週の考える言葉「IG合宿」

考える言葉

IG合宿

   例年より1 か月はやく、IGグループの次年度・行動計画書を策定する“合宿”(2 泊3 日)を行う。
 
   宿泊施設は、国立諫早青少年自然の家。多良山系の五家原岳(1057.3m)中腹に位置し、有明海、橘湾、大村湾、そして諫早干拓や雲仙岳も望める素晴らしい場所だ。
 
   “合宿”の目的は次年度の目標設定にある。つまり、組織全体と部門、そして個人へと具体的な目標の落とし込みが主たる課題であり、そのための時間を優先するスケジュールになっている。
 
   今回は、いきなり、決めたスケジュールを破棄することからスタートした。
 
   「なぜ、行動計画を立てるのか?」、その原点に立ち返てみる必要を感じたからだ・・・。そして、一人ひとりに人生の目的や中期ビジョンを考えてもらった。また、自分自身を正しく知ってもらおうと自己分析チェック表を使い、自己判断をしてもらった(課題の明確化)。一日目は、その作業だけで終わってしまった・・・。
 
   しかし、意義ある一日目だったと思う。
 
   なぜなら、何を考えて生きているのか(欲求・願望とビジョン)、また、その実行の当事者である自分自身を正しく知ることは、行動計画を立てるにあたり、必要不可欠な前提条件だからである。
 
   人里離れた自然の家で、缶詰め状態で全体合宿を行う効果は計り知れないが、大きく二つの効果を期待している。先ずは、徹底して、考え抜く時空を持てること。脱日常性のなかで、現状を振り返ったり、未来をイメージしたりしていると、様々な問題意識が生まれる。計画づくりの
第一歩は、ここから始める。
 
   それから、密度の濃いコミュニケーションが持てること。じっくり語り合うことによって、目的の共有化ができているのかどうか。また、お互いに貢献し合う意欲は十分にあるのかどうか・・・。
 
   3 日間かけても、一年間を戦い抜く十分の準備ができたかというと、そうでもない。
 
   だが、考えるための土台はできたので、今年いっぱいかけて、納得のいく行動計画書をつくりあげたいと思う。
 
   「思考は現実化する」というナポレオン・ヒルの言葉がある。「楽しくて豊かでエキサイティングな一年にしたい」と思う。そのためには、多くの貢献が実る一年にできるように、考えて、考えて、考え抜こう。
 

今週の考える言葉「想像力」

考える言葉

想像力

   次年度の方針や目標を思い描くためのIG合宿(2 泊3 日)が間近になってきた。この時期いつも感じるのが、「光陰矢の如し」である。
 
   一年365 日、一日たりとも無駄にしたくないと思いを込めて、1990 年(平成2 年)から始めて28 年経つ。合宿の醍醐味というか、楽しみは、“想像力”を働かせる時空にあると思っている。
 
   次年度は、中期5 ヵ年計画の4 年目になる。完成まであと2 年あるのだが、合宿の準備をするにあたって、こんな発想が思い浮かんだ。「来年一年間で、5年分の仕事をしたらどうなるのだろうか?」と。
 
   過年度において未達成の目標はもちろん、一年前倒しして5 年分の目標を来年一年間で済ませることができたら・・・。一年でできることを考え、計画化するのではなく、5 年間でやるべきことを一年でやってしまうという強い信念をもって考え抜く合宿にしたらどうなるのだろう。
 
   そのためには、今までにない発想はもちろん、相当逞しい“想像力”を働かせないと計画書を仕上げることはできないのではないだろうか。しかし、何か、年甲斐もなく、ワクワクドキドキの気分である。
 
   この発想には、伏線がある。東京の某先生と、日経新聞の次の第一面トップ記事(10 月6 日付)について話していたときである。
 
   『大廃業時代の足音・・・中小「後継未定」127 万社』日経は、最近、中小企業の事業承継問題について警鐘を鳴らし続けている。その時ふと考えたのは、「この社会的問題を解決する最適任者は誰か?」未来会計というサービスを通して、中小の経営者と共に未来のあるべき姿を描くお手伝いをしている、われわれ会計人こそ最適任者ではないかと・・・。然も、会計業界は従来型の仕事だけでは、その存在性が薄れていくと言われているのである。
 
   概算ではあるが、127 万社すべてを廃業から救おうとすれば、未来会計サービスを提供できる会計人が8 万5 千人は必要となる。これをビジネスとして換算すれば、一兆五千億円の市場となる。(Ja-BIGは、そこを目指している会計人のネットワークで
ある)
 
   “想像力”とは、ヒラメキを自由に思い描く力で、価値あるものを創造していく思考力だといえよう。
 
   今の時代において、新たな成長戦略を描くとき、社会的な問題に焦点を当て、自分に何ができるのかという視点から、“想像力”を働かせることが肝要である。
 

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